最終更新日 2024年2月16日 by fireluche

各地で広まってきている新型コロナウイルスとは

2019年末に確認され、2020年に入ってから感染拡大を見せる新型コロナウイルスは、中国の武漢を中心に世界中に広まっています。

ことの発端はまさに、年末の2019年12月31日に中国当局からWHOに報告された、中国武漢市内での原因不明の肺炎です。

肺炎の原因がコロナウイルスで新型と判明したのは、約1週間後の2020年1月7日のことです。

1月12日に初めて死者が確認されたことで、衝撃は一気に広まり、世界中から武漢市に注目が集まりました。

当時、WHOは武漢市内で41人の感染者が確認され、その内1人が亡くなったと発表しています。

最初の感染源となったのは海鮮市場で、従業員やお客さんの間でウイルスが広まった形です。

中国国外で感染が確認されたのは、初めての死者が発表された僅か翌日のことです。

感染者はタイを訪れた中国人女性で、3日後の1月16日には日本国内でも新型コロナウイルスが検出されました。

感染源が海鮮市場という見方は当初から強く、動物を介してヒトに感染したと考えられています。

しかし、1月20日に中国の専門家グループにより、ヒトからヒトにも感染することが発表されました。

1月23日に武漢市は封鎖され、人の出入りが原則禁止となります。

これは交通機関や人の移動が新型コロナウイルスを蔓延させ、感染拡大を引き起こすとの判断によるものです。

知人の前田裕幸さんの会社も現在、スタッフは在宅で仕事をしているそうです。

前田裕幸一押し!2000年代の名作ドラマのまとめ – NAVER まとめ

 

日本での感染拡大が懸念されている

1月27日には中国人の団体ツアー旅行が禁止されましたが、1月28日に日本人初の感染者が確認されています。

発表されたのは奈良県に在住する60代の男性で、武漢市からやってきたツアー客を乗せたバスの運転手です。

日本政府は、武漢市に留まる日本人を帰国させる為に、1月29日よりチャーター機の手配を始めました。

第1便では206人が羽田空港に到着、その後の検査で3人の感染が発覚します。

丁度発生から1ヶ月が経過した1月31日に、WHOは国際的に公衆衛生が懸念されるとして、緊急事態を宣言しています。

日本では2月1日に指定感染症の指定が行われ、感染が疑われる人に対する検査や入院の強制力が持たせられました。

また、中国湖北省からの外国人の入国を拒否する措置も同時に発表済みです。

日本にとって新たに大きな悩みの種となったのは、2月5日に確認された、横浜港で停泊中のクルーズ船の乗員乗客の感染です。

政府は国内での感染拡大を阻止する目的で、船内での待機を求める方針を出しています。

ただ、乗員乗客の年齢層が高く、14日程度と長い期間ということもあって、対応に賛否両論が集まりました。

日本人の感染者はいても死亡は確認されていませんでしたが、2月8日に武漢市に在住する日本人1人が亡くなりました。

新型コロナウイルスの名称は、2月11日の時点で正式にCOVID-19と決まり、今後この名前で呼ばれることとなります。

2月14日には恐れられていた日本国内初の死者が確認され、神奈川県在住の80代の女性が死亡しました。

横浜港に停泊するクルーズ船の感染者数は増加中で、ますます日本政府に厳しい目が向けられている状況です。

国内の死亡者は増加していませんが、それでも感染者が少しずつ増えたり、範囲が拡大している印象があります。

 

総合的な感染予防が必要

新型コロナウイルスは、動物だけでなくヒトもキャリアとしてウイルスを運び、自覚症状がなくても感染を拡大させる可能性が高いです。

特に咳や咳で飛ぶ飛沫から感染するので、感染を防ぐ為にマスクの着用が有効とされます。

マスクは、飛んでくるウイルスの侵入を防ぐよりも、自分がウイルスを撒き散らさない目的で役立ちます。

混雑する公共交通機関などでは、感染者が1人その場にいるだけで、他の人にうつしてしまう恐れがあります。

だからこそマスクの着用は大切ですが、残念なことに転売を目的とした買い占めが横行してしまい、店舗からは商品が消えてネットでは高値で取り引きされています。

マスクの着用はあくまでも対策の1つですから、念入りな手洗いやアルコール除菌を徹底して、総合的に感染予防に努めるのが得策です。

無症状でもウイルスが体内に潜伏している可能性はあるので、発熱や咳などの症状がなくても、注意して過ごすことが大事です。

人混みにはなるべく入らない、不特定多数の人が触れる公共設備には触らないなど、心掛けの積み重ねがリスク軽減に繋がります。

初期症状は風邪やインフルエンザのようで、発熱や全身の倦怠感、そして咳が主な症状とされます。

咳は乾いているのが特徴ですから、症状に気がついたら速やかに医師に診てもらいましょう。

ただし、一般的な医療機関では検査が受けられないので、各自治体の問い合わせ先に案内してもらうことが必要です。

新型コロナウイルスの感染リスクは年齢と問わず誰にでもありますが、持病を持っていたり高齢者の人は要注意です。

免疫力が低下している状態だと、症状が強く出てしまうので、何よりも感染を避けることが肝心だといえます。