最終更新日 2024年2月16日 by fireluche

「保湿クリームの正しい使い方を知りたい」
「脂性肌だけど保湿クリームは使っていいの?」
「保湿クリームの塗り方が分からない」

スキンケアの基本は、洗顔後に化粧水で潤いを与え水分が蒸発しないように乳液を使用するという方法が一般的ですが、より保湿効果をアップさせたい場合や、不足しがちな美容成分を与える方法として保湿クリームをプラスするお手入れを行なう方も増えています。
様々なメーカーから販売されている保湿クリームには、配合されている美容成分や保湿成分が異なるため、肌に乗せてなじませた時のテクスチャなども色々なタイプがあります。
自分の肌質や肌トラブルに応じて、ぴったりな保湿クリームを使用することで普段のスキンケアだけでも肌質を整えることができるメリットがありますが、どんなに優れたクリームを使っていても「何となく塗っている」状態ではせっかくのクリームの美容効果を最大限に引き出せていない可能性があります。
毎日使うスキンケアアイテムだからこそ、正しい塗り方をマスターして配合される美容成分をしっかり肌に届けましょう。

保湿クリームの間違った塗り方

まずスキンケアでやってしまいがちな、保湿クリームの間違った塗り方の1つが、くるくると円を描くように塗ったり下から持ち上げるようにして塗るといった方法です。
たしかに美容成分を肌の角質層まで届けたいと意識すると力を入れてマッサージしがちですし、下から持ち上げるように塗ればリフトアップ効果が期待できそうですが、これはかえって肌に負担がかかります。
クリームは下から上へ縦方向に塗るよりも、肌のキメや筋肉の流れにそって横方向に塗布した方が肌に馴染みやすくなります。
肌に刷り込むようにマッサージをする方法は、強くこすることで摩擦となりデリケートな顔の皮膚に刺激を与えてしまう原因になります。
今まで間違った方法でお手入れを行っていたなら、今度から間違えないように正しい塗り方をマスターするようしましょう。

クリームは顔に5点置きする

では保湿クリームの正しい塗り方のポイントの1つが、「クリームは顔に5点置きする」ことです。
手に取ったクリームをそのまま肌に伸ばしてしまうと、塗りムラになりやすいのでクリームを手に取ったら、額に両頬、鼻先に顎の5点にスタンプを押すように乗せていきます。
特に頬や額は顔の中でも大きなパーツの部分なのでクリームは多めに乗せることや、乾燥が気になる部分も多めに置くことが大切です。
特に額はクリームの量が不十分な人が多く乾燥させてしまうことが多いので、しっかり保湿を行なうようにしましょう。
反対に鼻は範囲が狭いパーツとなるので、そこまで多くの量を乗せなくても問題はありません。

保湿クリームを使用する前に洗顔を済ませておく

保湿クリームを使用する前には、必ず洗顔を済ませておきます。
顔に水分が残っている状態では化粧水がうまくなじまないので、顔に残った水分はタオルで押さえて置きましょう。
化粧水や乳液、クリームや美容液など普段から使っているスキンケア化粧品は、基本的にメーカーが推奨する順番や量を守ることが基本であり、クリームが最初ならば最初、最後であれば最後に順番を守って使用することが大切です。
また顔に使用するクリームの量には、1回に使用する適量がきちんと決まっています。
クリームの量が少なすぎては保湿不足となり、乾燥など肌トラブルを引き起こし肌を手で擦ってしまうので摩擦による刺激を与えます。
反対に量が多すぎてはクリームが肌に残ってしまい、ベタつきの原因になります。
朝起きた時に前の晩に使用したクリームが肌に残っているようなら、多くの量を使いすぎているサインなのでクリーム料を減らしましょう。
また脂性肌の方などはベタつきやすいクリームを使わない人も多いですが、保湿不足はかえって過剰な皮脂分泌を招く隠れ乾燥肌の人も増えています。
そこで普段のスキンケアではTゾーンなど、皮脂が気になる部分はあえてクリームを薄く塗るだけでも肌の潤いが保たれベタつきにくくなる場合があります。

パーツごとに手のひら・指先を使い分けて塗りムラを作らない

次に塗り方ですが、「パーツごとに手のひら・指先を使い分けて塗りムラを作らない」ことが重要です。
パーツごとにクリームを乗せたら、両手を使用し顔の内側から外側に向けて横方向にゆっくりやさしく伸ばしていきます。
どのパーツから馴染ませていっても問題はありませんが、額から頬、鼻から顎と顔の上部にあるパーツから順番に馴染ませていくとムラが出にくくなります。
額や頬など範囲が広いパーツには手のひらを使用することが大切で、この時手のひらでハンドプッシュすると肌を温められ美容成分と保湿成分が肌内部まで浸透していきやすくなるメリットがあります。
目元と鼻先、口の周りなど狭いパーツには、手のひらよりも指先を使用して細かく丁寧に伸ばしていきます。
まぶたの上はくぼんでいるため、そのまま伸ばすと塗りムラを起こします。
そこで軽く目を閉じた状態で馴染ませていくと塗りやすくなるので、ゆっくり丁寧にお手入れを行いましょう。
顔全体に十分に伸ばしたら、後は肌の内側まで栄養を届けるイメージを持ちならパッティングを行います。

まとめ

塗布しただけでは十分に美容成分が浸透しないため、手のひらで適度な圧迫を与えることで化粧品がしっかりと馴染み、保湿効果が高まると同時に血行が促されて代謝アップの効果も期待できます。