最終更新日 2024年2月16日 by fireluche

枕が原因で引き起こされる様々な症状を改善しよう

寝るときに使用する枕ですが、毎日を快適に過ごすための重要なアイテムとして昨今注目を集めています。

というのも、合っていない枕を使い続けていると、疲れの原因になるばかりか、長年無理な体勢で寝るのが習慣になってしまうと、首に痛みを感じたり、若いうちは何ともなかったとして、年を重ねてから体のあちこちに痛みや不自然な曲がりが生じてしまう可能性もあります。

寝ても寝ても疲れがとれない、慢性的な疲労感が続いているという人は、無理な体勢で寝る事でしっかりと深い呼吸が出来ずに、質の良い快適な睡眠がとれていないのかもしれません。

また、女性にとっては恐ろしい話ですが、首や顔のしわが増えてしまうという可能性もあります。

短時間でもしっかりと質の良い睡眠をとって、毎日を快活に過ごすためにも、枕は自分に合ったものを選ぶ必要があります。

出来れば専門店での枕のオーダーメイドをおすすめします。

体型別にどんな枕が適しているのかというと、例えば平均的な体型、またはそれより少しやせ型の方には、3cm~4cmの標準的な厚みのものか、かなり細身の方は2.5cm~3cmの厚みのものが最適です。

逆にがっちりとした体格の方は、もっと厚みのある枕がいいでしょう。

例えば4cm~5cm程度の厚みがある、比較的高い枕がフィットすると思います。

ガッチリ体型の方は、背中にも厚みがあるため、横たわった際に首が自然な高さになるよう、このくらいの厚みが必要になります。

また、体型だけではなく寝ている際の気になる症状に合わせた枕を選ぶことも可能です。

気道の通りが悪いといびきの原因になる

例えば一緒に眠る家族にとって迷惑ないびきです。

枕の高さといびきをかきやすいかどうかについては、とても深い関係があるというデータが示されています。

睡眠時の姿勢は質の良い睡眠にとって非常に重要ですが、加えて気道の確保にとっても大切なポイントです。

自分に適した枕を使用して正しい姿勢で眠ることによってしっかりと気道が確保され、いびきをかくことがなくなります。

これが合っていない枕、特に高すぎる枕を使用してしまうと、気道が狭くなる=空気の通り道が狭くなってしまい、のどの奥にある軟口蓋という部分が振動し、激しいいびきが出てしまいます。

高すぎるマクラを使うと、自然と首が折れ曲がることになり、気道を狭めてしまうのです。

では低い枕を使えばいいかというとそう言うわけではなく、枕の高さ以外にもいびきの原因があるのです。

例えばアルコールが原因によるもの。

お酒を飲んで帰ってきた家族のいびきがうるさかった、という経験をした人も多いのではないでしょうか。

アルコールを摂取するとのどの筋肉が弛緩し、大きないびきが出ます。または加齢によってのどの筋肉が衰えてしまうこともいびきの原因になります。

横たわった際に舌が気道に沈み込みやすくなり気道を狭くしてしまいます。

この場合は、高い枕よりもむしろ低いマクラを使った場合に起こりやすいため、高い枕が悪くて低い枕がいい、とは一概に言えないのです。

枕の最適な高さと最適な素材

ではいびきを防止するためにはどんな枕を使ったらいいのかというと、やはり自分に合ったものを使う必要があります。

少し大変な作業になりますが、いびきが気になる人は日替わりで枕の高さを変えて寝てみて、どの高さが一番いびきをかきにくいか調べる必要があります。

高さを変える作業にはバスタオルなどを使用するといいでしょう。

家族がいる方は協力してもらい、一人暮らしの場合は携帯の機能を使って録音したりして、〇cmの時はどうだった、と記録を残しながら試してみてください。

何回か試すことで、一番いびきが少なくなる高さを見つけることが出来ます。

最適な高さを見つけたら、次は枕の素材についても検討しましょう。

せっかく自分に合った高さを見つけても、寝ている間に高さが変わってしまったら意味がありません。

例えば羽毛やポリエステルなど柔らかすぎる素材は避けるべきです。

寝返りをうつと沈み込んでしまったり、時間が経つと頭の重み形が崩れたりするとまたいびきが出やすい高さに戻ってしまいます。

形が変わりにくい素材と言えば、やはり低反発タイプのものがおすすめです。

長時間寝ていても一定の高さを保つことができるため、目が覚めるまで自分が見つけた最適な高さをキープすることができます。

メーカーによって値段もピンからキリまでありますが、あまりに安すぎるものだと劣化が早かったりしますので、ある程度お値段は高くても良いものを選んだほうが〇です。

たかが枕、と思われるかもしれませんが、実は枕は体調を左右する大切なアイテムです。最近何だか調子が悪いけど原因がわからない、という人はこれを機に枕を見直してみてはいかがでしょうか。

専門のショップに行けば専門家が細かいことまで相談に乗ってくれますので一度足を運んでみましょう。