最終更新日 2024年2月16日 by fireluche

所属タレントの売り込み方

俳優やタレント、歌手などの芸能人は個人事業主ということになりますが、労働者としては該当しないので労働基準法において決められている労働時間などの規制はありませんが、労働法制上の様々な保護も受けることができません。

また未成年が芸能活動を行う場合には児童福祉法に則り、中学生以下は午前5時以降午後8時まで、また18歳未満も午前5時以降午後10時までしか働いてはいけないことになっています。

モデルは個人事業主ではなく有料職業紹介事業所という部門になり労働局の許認可事業となっています。

芸能プロダクションはこれらの法律に則り、芸能人が芸能活動をスムーズに行うためにサポートをすることを主な事業としている会社です。

未成年やモデル以外の芸能人においては法規により労働時間の規制などはないのでテレビやラジオなどメディアからのオファーに応じて様々な時間で所属している芸能人の仕事を入れていくなどのサポートをしています。

そして芸能プロダクションの仕事として良く目立つのは芸能人につくマネージャーの仕事です。

具体的な仕事内容としてはその芸能人のスケジュール管理、マスコミ各社への出演交渉、宣伝活動、オーディションの参加準備などです。

担当する芸能人をどのようにプロデュースすればよいかを考えて売り込んでいくことが大切な仕事となります。

初めは無名でもマスコミに多く出演していくことで顔や名前が広少しづつ知られるようになり、さらに何か特徴を持たせたり秀でた才能を伸ばしていくことで広く知られるようになるとますますメディアに出演する機会が増えてきます。

マネージャーの仕事とは?

人前に出ることでストレスを感じたり、多忙な毎日を送ることで疲れが出てくる芸能人の精神的な支えになることもいつもそばにいるマネージャーの仕事です。

芸能プロダクションによって、ひとりのマネージャーがひとりの芸能人につく場合もあればひとりのマネージャーが複数の芸能人を担当することもあるなど様々です。またマネージャーが芸能人の自宅まで送迎をしたり身の回りの世話も行うこともあります。

そのため昼夜関係なく忙しく動き回ることになります。さらに業界内のことにはできるだけ多く顔を出して人脈を作るなど担当する芸能人の出演オファーが増えるような努力も必要になってきます。

そのように、マネージャーになると会社員でありながら労働時間は超過し、休みもなかなか取れないという業種で、営業活動も大変なことや芸能人の送り迎えのための運転に自信が持てないこと、多忙なわりに給料が安いことなどの理由で新人マネージャーの離職率は高いのですが、それでも続けていくことで担当の芸能人との絆ができ、家族のように関わることができたり、その芸能人がどんどん有名になっていくのをいつも近くで見守ることができるなど喜びに代わってきているという人もたくさんいます。

芸能人の人生にかかっている責任を感じやりがいを感じるという人もいます。

マネージャーだけではありません。

営業職になると、その芸能プロダクションに所属している芸能人すべてが仕事を多く持てるようにテレビ局やラジオ局、レコード会社などをかけ回り、所属芸能人のアピールをしたり出演交渉などをします。

出演料の交渉をしたり何かトラブルがあった時に対応をすることも仕事の一つです。また新人の育成をしたりスカウトなどを行う仕事もあります。

他にも一般の会社のように給料やギャランティの入金確認作業を行う経理の仕事、書類作成や備品の管理などを行う庶務の仕事などがあります。

大手プロダクションはライバルも多い

芸能プロダクションの規模によって、これらの仕事を分担して行っているか、掛け持ちで行っているかなどはそれぞれ異なりますが、どのプロダクションも芸能人がより有名になって出演が増えていくことを目指して日々奮闘をしています。

所属する芸能人のテレビやラジオなどへの出演が多いほどプロダクションの収入も増え、それがマネージャーなどのスタッフの給料に関わってきます。

そして芸能人の方もプロダクションに所属をし、マネージャーをはじめスタッフが頑張って仕事をもらってきてくれたり支えてくれたりしてもらうことによってメディアに出演することができたり、笑顔で仕事をすることができるようになるのです。

だから所属する芸能人と芸能プロダクションはお互いに持ちつ持たれつの関係にあるということです。

大手のところとそうでない所がありますが、とても多くの数のプロダクションが存在します。

大手のプロダクションに所属をすればメディアに出演する機会は増えますが、他にも多くの芸能人が所属していて、練習生や研究生の中からもスターが生まれる可能性がアるのでライバルもたくさんいるということになります。

その点小規模なプロダクションは出演する機会は少ないですが、ライバルも少ないということになります。

リードワンプロモーションなどの芸能プロダクションに所属する方法はオーディション、知人からの紹介、スカウトの3通りあり、街を歩いているだけでスカウトされて俳優や歌手になった芸能人もいればたくさんのプロダクションが行うオーディションを受けてやっと受かったという芸能人も活躍しています。「リードワンプロモーション」も参照